二男くんと許せない一言

2023年4月20日木曜日

生活

子どもとはいえ

最近、熱望校の古い過去問をやっている長男くん。
いや、やらせている、か。

だって、形式や学ぶべきレベルが特殊というか普段の復習よりも深くやらにゃならんので、早めに体験させておきたかったんだよね。

と、そんなときに二男くんが許せない一言を。
普段、お互い囃すようなことを言っているし、分別も付いていないのだろうと思うけれど。

でも、許せない。

0点取っちゃえ

過去問を初めて解く、という意味だって分かっていないだろう。
所詮は、なったばかりの小学4年生だ。

勉強のレベルが届いていなければ、マジメに0点だってあり得る。
そんなことは知りもしないだろう。

でもさ。

アナタ、お兄ちゃんが休みの日だって日能研に行って、テスト受けたり授業受けたり、それで帰ってからも勉強しているの、見ているよね?
平日だって、アナタが寝てからだって勉強しているんだよ?

ゲーム程度での面白おかしくなレベルなら、ほかならぬ私自身だって言っている。
ゼルダの剣の試練、失敗しちゃえ、とか。

だから、そのノリで言っちゃっているのは分かりはするのだけど。

でも、許せない。

必死に頑張っている人間を、貶めるような一言が。
そのとき、妻も強めにたしなめてはいたけれど。

最近言葉遣いが荒いのも知っているけど。
でも、言っていいことと悪いことがある。

泣くほど勉強してみろ

中受に片足を突っ込んだとはいえ、まだまだ計算単元。
しかも、ハマらないようにと入塾前からパパだってやらせていたところだ。

いい成績が取れるのも、勉強が理解できるのも、当たり前じゃないか。
そうなるようにお膳立てしてきてやってんだよ。

「分からない、分からない」と泣きながら、私に怒鳴られながら、勉強していた長男くんの轍を踏まないように。

たかが百分率、なにを分からないとか言って泣いてんの?

客観的に見て、お兄ちゃんの方が、お前よりももっと分からないことだらけで、それでもそんな状況でも諦めずに、頑張って、頑張って、頑張って、出来ないことを出来るようにしてきたんだよ?
それこそ、「思い起こし」すら理解できないってところから。

授業中に「わたえら」が解けた?
それは凄いけど、始めから出来ることが出来たなんていうのは、ホントの勉強じゃねぇんだよ。

すんなり塾に馴染めたみたいだけど、それはあくまで、父親の狂気があったからだぞ?

キミが難しいなんて言っている程度の、所詮は基礎的な問題、今の長男くんじゃ瞬殺だ。
もちろん、あと1年半経てば、キミだってそうなるだろうけど。

とにかく、頑張っている人間が、頑張っていることに対して、そんな悪い結果を望むようなことを言っては、絶対いけない。

これだけ、泣くほど頑張って、泣いたって終わるまで許してもらえないような、そういう勉強をした後に、「テストで悪い点をとっちゃえ」なんていうのは、言われたくないだろう。
もし、そういう分別がつかないなら、金輪際、囃し言葉なんて言うのは止めなさい。

どれだけ響いたか分からないけれど、努力の尊さ、頑張っている人間への敬意を払える人間になって欲しいな。
まぁ、小4にはまだ難しいだろうけど。