長男くんと湿度

2023年2月3日金曜日

生活 理科

さあ出来るかな?

個人的に思い入れのある単元、湿度。
今回の栄冠では、ついにその単元が出てくる。

長男くんは、かつて私が理解したように理解できるのだろうか?

とその前に

いつもと少し変わって、今日は算数を2回分。
なぜかというと、妻が、「明日くらい、遊びに行きたい」というのでちょっと鎌倉に行く予定。

直前まで渋っていたけれど、まぁ、6年の栄冠やっちゃおう作戦も良い進捗だし、半日くらいはいいかな?
別に、その後でやるしな。

それに、鎌倉といえば、源氏の鶴岡八幡宮、大仏、小町通りに、武器屋と揃っている。
最近物騒だし、ちょうどいいかもしれない。

そんな鬼畜なスケジュールも、明日の話をすると納得。
なかなか聞けない響きだものね。

「ちょっと、武器屋行こうぜ?」

ということで、今日は算数は2回。
何も考えずに提案したわけでもなく、図形と比という単元がなぜか2回分、①と②とであるのだ。
しゃらくせぇから両方とも一気にやっちまえよ、という雑な指示のもと、取り掛かっていく長男くん。

と、こちらはこちらで仕事をやっていると、順調に片付いているのか、質問にも来ない。

一回だけ来たときは、なんだかやたらとプリプリ怒っていたので、「そういう焦りや怒りは解くのに何もプラスにならないから、まずは落ち着くのを覚えた方がいい」と算数とは全然関係ないアドバイスを送ったら、何かに気づいたのか帰っていった。

と、またカタカタやっていると、なにやら問題集を変えようとしている?
あれ?

終わったのかを尋ねてみると、どうやら終わってしまったらしい。
…おぉ、マジか。
大抵こういうのは、②の方がけっこうな難易度だったりするもんなんだけどな。

本当に図形、よく出来るね、キミ。

湿度

その後は歴史。
何気に色々増えている気がする、
ただ、歴史の方は地理よりもとっつきやすいらしく、そんなに困っていなさそう。

あと5日分で、出来るところは終わりかな?
後半の方が、枠が多そうだな。

そしてお待ちかねの湿度。
私が中学のとき、関数も習ってから受けた単元。

分母だけ変化とか、分子だけ変化とか、分母や分子の理科的な意味とか、公式だけから色々と理解できて、楽しかった。

そんな湿度が今回、6年生でのニューカマー。
ここさえ教えてしまえば、この気象の単元も他は全部既習範囲となる。

ということで、まず、飽和水蒸気曲線から教えていく。
あれ?この曲線そういう名前だったよね?
高校と違って、飽和水蒸気圧じゃないし。

空気中には水蒸気が溶けているんだけど、その溶ける量は決まっていてね?と、水溶液っぽく話してみる。
本当は、「含むことのできる」だけど、別にいいだろ。

というあたりで、溶解度との関連に気づいてくれたらしい。
おぉ、早いな。

で、温度が高くなるほど含む量は増える、低くなるほど減る、と。
結露とかの状態変化、たしか4年の後期か5年の前期かにやったけど、その原因がコレなわけ。

仮に水蒸気で飽和した空気が、窓近くで冷やされると、飽和水蒸気量だけ、こう、下がるだろ?
そのときに、含むことのできなかった水蒸気が、水になるわけだ。
ちょうど、溶けきれなくなったミョウバンが出てくるみたいに。

それだけ。
あとは湿度の式。
まず、%を忘れると、コレは単なる割合の式。
分母である「その気温での飽和水蒸気量」に対して、「今、どれくらい水蒸気があるか」というだけ。

ポイントは2点。
湿度って言われたら大抵は%だから、100を掛けるのを忘れちゃダメなのと、分母は気温じゃなくて飽和水蒸気量=gだからね。

で、使うときは、湿度を求めるという使い方も多いけど、意外と分子を求めるのに使うことも多い。

あと、片方が固定で片方を動かすとき。
大抵は、「そのときの水蒸気量=分子」は雨が降ったり結露でもしない限り変わらないから、分子固定で、分母が変わる。

以上、いくつか確認や例を出しながら説明したところ、ほぼ完璧に理解できたようだ。

素晴らしい。
なかなか抽象的な考え方が分かってきたな。
特に、最後の、「片方を固定してもう片方を動かす」とか。

もう既に、算数や理科に関しては中学生のときの私とどっこいくらいの学力はあるんじゃないだろうか。

ということで、わりと長かったこの単元も、問題数の割にはあっさりと終了。
乾球・湿球湿度計も理解できていたし、順調だった。

この湿度は、特に今の時期なら結露が簡単に見られるから日常生活に近い単元だし、忘れないうちに定着させよう。

そういえば、いつか欲しいと思ってたんだよな。
ついでに買っちゃうか、乾球湿球計
乾いている時期の方が面白いだろうし。