長男くんと足りない負けん気

2022年11月23日水曜日

国語 勉強方法

解けねぇじゃねえんだよ

解くんだよ。
というのが長男くんの最大の弱点のような気がする。

こういうのは、教えてどうにかなるものなのか…?

やさしい長男くん

何かにつけ、優しい長男くん。
我が家では、信じられないくらいに兄弟ケンカといったものは起きない。

長男くんが率先して、二男くんに良いように譲る。
おかしやゲームの順番など。

それがキャラクターというものなのか。
育ちの悪い私からすると、まるで聖人のようだ。

ただ、こと勉強においては、あまりいい面だとは言えないこともある。
ハングリーさというか、負けん気に薄い。
理屈で気持ちよく解けないとき、早々に諦めてしまう。

復習は基本的に理屈で理解できるまでやるべきだと思うけれど、テストではとにかく正解すればいいっていうときもある。
顔だろうが肩だろうが、ファウルと判断されないのなら手だろうが、とにかくゴールにまず押し込むんだよ。

とにかく答えろ

今日の栄冠、国語の抜き出し、13字。
意味はさっぱり分からなかったらしい。

それは、まぁ、しょうがない。
エッセイ風ではあるものの、語彙や内容はたしかに難しいかなと感じた。

いつも15分制限をつけて解いているけど、その時間内に解けないのが悪いわけじゃない。

問題なのは、それから。
第一の制限時間が終了し、時間無制限でいいから「解け」と言われた後。

それでどうして、同じところを探し続けるのか?
13字の抜き出しなんて、文中から13字の言葉を全てピックアップするのにせいぜい10分もあれば出来るよね?

意味が分からなかろうが、なんだろうが、関係ないじゃん。
13字の語句を徹底的に探せばいいんだよ。

次の、熟語を書けという問題、7字くらいが与えられてその中から字を選ぶオーダー。
たしかに、語彙が難しいときはそれでも出来ないときはあるし、字数指定がないからめんどいことはめんどい。
ただ、答えは「一人前」。知っているはずの語彙だよね。

なぜはじめに書いた答えが、「人一」とかいう、見たこともない熟語なんだ。
せめて知っている熟語を書けよ。
それに、これだって、知っている熟語をただ探し続ければいい。
ほとんどの字は、組み合わせても聞き覚えのない熟語にしかならないような組み合わせなんだから。
熟語がたくさんできてしまう問題よりも解きやすいはずでしょ。
少なくとも、試しはしやすいでしょ。

わからないとき

そういう、「分からないとき」の対応が、本当に身に着かない、というか、一歩も動こうとしないところがある。
算数だけは、「分からないときには具体的に考える」という対応が身についてきた気はするけど。

本当に何も動きようがないほどの問題なら仕方ないとも思おう。
初手から「これは無理」というような発想が求められる問題では、部分点狙いですら解きようがない。

でも、こういう、抜き出しだとか、与えられた字から熟語を作るというのは、そうではないよね?
時間を掛けて探せば、ピックアップはできるよね?

どうして、そういうときに諦めてしまうのか?

育ちが悪くて負けず嫌いな私には信じられない。
基礎学力では小学校時分の私とは比べるべくもなく全ての面で勝る長男くんだけれど、この点だけにおいては控えめに言っても負ける気がしない。

分からねぇじゃねーよ、分からなくていいから点は取るんだよ。
オレの素の言葉を使うなら、ヌリぃんだよ、○す気で行けよ。

別に、後ろからタックルかませとかいうわけじゃないんだからさー。

どうする?

というコレも、もう1年くらいの気がかり案件。
そろそろ本気で改善しないといけない。
テスト受けまくっていればジョジョにそういう意識も出てくるか?と思うけど、うーん、イマイチ。

少なくとも、抜き出しで空白とかは、もういい加減止めて欲しい。
同じところの字数を何度も探したって、見つからねぇんだよ。
どうして、そんなことをしてしまうのか?

うーん、とはいえ、いつまで経っても改善しないというなら、改善しなきゃいけないというのは、『こちら側』である私の方の責務だな。
この形式は、ある程度は公文で解決されたと思っていたのになー。

さて、対策か。
彼の場合、どうしても意味だとか、文脈だとかから見つけたくなるようだ。
その解き方は基本的には間違ってはいない。
が、意味なんてなんにも分からなくても、字数だけから抜き出せる問題だってあるし、むしろ10文字を超えればそちらの方が主だろう。

となれば、いっそ字数だけから探させてみるか。2,3問くらい。
1年前は、知らない長い文章の問題がなかなか手元になかったものだから、試すのに限界もあったけれど。

日特の過去テキストから、20文字くらいの抜き出し問題を探しておいて、前後の情報は隠す。
ただただ、字数から探してこい、と。
いっそそれで、私とタイムアタックをしてもいいかもしれない。
その内容なら私も文章を読まないのだから、対等な勝負になるだろう。

なんというか、そういう、ただただ単純作業をして答えを出す、というのは、その場その場で自分でやり方を考えるようなものだとも思うのだけれど、ある程度経験積んだら応用も出来るようになるのかなぁ。

…いや、まずは、とにかく抜き出し問題対策からか。