約分の計算
ちょっと前に、掛け算については分解する計算方法を教えてみた。
結構気に入って使っているようだ。
まだ、筆算するかどうかの見極めは甘いけど。
今度は約分の計算。
割り切れる割り算では素数じゃなきゃできるし、大体は筆算いらなくなる。
それを教えてみた。
初歩
とりあえず割り算は、割る数と割られる数に同じ数を掛けても割っても変わらないよ、と。
イマイチぴんと来てないので、実演。
3桁÷2桁でも、筆算書かなくて計算できるようになるでしょ。
理屈も大事なんだろうけど、まずは計算の仕方を覚えてね。
駆け抜ける分数
とりあえず初歩を教えた後は、ガチの約分。
そのためには分数が必要になる。
ざーっと日能研のテキストを使って説明。
といっても、大した内容ではないのだけれど。
単に、分線の意味、表記方法だけ理解できれば。
そして、分数形式での約分の仕方。
理屈は日能研で2か月後くらいにやってくれるから別にいい。
今やるのは、本当の分数じゃなくて、整数・小数になるものだけだし。
ということで、ついに、「掛け算は分子、割り算は分母に行ってそれぞれ掛け算」を教えた。
そんなわけで、34×42÷12みたいなやつを、17×7にできるようになった。
こんなん掛け算の筆算やって割り算の筆算やってたら、それだけで日が暮れるよねー。
出来るようになった計算
今まで、せいぜい分配法則を使う、くらいしか武器がなかったのが、色々な道が出来たはず。
計算なんて、正確に、速く、以外のことは求められないのだから、どう使い分けるかをひたすら練習していくといいさ。
えーと、足し算、引き算はキリのいい数字作るくらいだけど。
掛け算は(1)そのまま筆算、(2)分解して暗算 くらいかな。
割り算は(1)そのまま筆算、(2)約分して暗算 ってとこか。
四則混合とか項が増えてくると、無理やり分配法則作るとか、順番入れ替えてキリのいい数字作るとかもあるか。
どんな方法で計算してもいいけど、どれが速いかを瞬時に見極めて、工夫していく。
迷うくらいなら筆算を書いてしまった方が速い。
そういう中で少しずつ判断の精度を高めていくのが、面白いところ。
単に筆算しか使わないなんて、機械的な作業じゃつまらないよね。
楽しい計算練習
そんなわけで題材は、おあつらえ向きな計算問題が多い夏期講習テキストより。
関連する問題だけピックアップ。
あと、ついでに逆算も。
始めはぎこちなさもあったけど、最後の方はずいぶんスムーズになっていった。
2日に分けたけど、正味は2時間くらい。
説明込みでも3時間くらいかな。
最後の方は、本人も割と楽しそうだった。
パズルみたいな面白さがあるものね。
筆算と違って面倒でもないし。
公文で散々暗算の計算やらされていたのも、おそらく、こうやって計算できるようにするため。
やっと公文と日能研の両方が結びついた。
でも、あくまで計算は、正確に、速くやることだけが正義だからね。
迷うくらいなら、筆算だ。
なんか、74で割るときに、37で両方を約分しようとしているけどさ。
それで遅いくらいなら、2でやって筆算だよ。
なるべく大きい数の約分から入るといい、というのは感覚的に理解したようだ。
時々、私にも思いもよらない数で一気に小さくしている。
おぉ、素直にすごいな。
長男くんが解いているときに、私がついていく方が遅いというのは初めての経験かもしれない。
いずれ、パパよりも計算が速くなるかもしれないな。
そんな風な感想を述べていたら。
「もう速いかもしれないよ」
…は?誰が、誰より、速いって?
社交辞令って知ってる?
未来まで否定するのはかわいそうだから『いずれ』って言ってあげているんだよ?
2、3問、本気で解いて蹴散らした。
何?少しは勝負になるとでも思ったの?
たかが50問くらいの練習問題を1日にやっただけで根を上げるくらいの子を相手にして。
このオレが、負けるようなことが起こると?
まぁ、計算の仕方自体はもう同じ方法を知っているはずだから、あとは素早く選択して、計算するってだけだよ。
精進しなー。
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