長男くんの塾選び

2021年2月1日月曜日

日能研

中学受験に向けて

小3の長男くん、小1の二男くんとのほほんと過ごしていたら、思っていたよりも中学受験というものが凄まじいことがわかってきた。

かなり親も協力しないといけないようだ。
これから、そんな毎日を綴っていきたい。

入塾前の状況

公文に通っている小3の長男が、だんだん計算の意味を問う問題や文章題が解けなくなってきた。計算は早いんだろうけど。
公文って筆算で繰り上がりとか書かないから、暗算ですらすら解いているように見える。

勉強を見ていても、普段スラスラ解いている問題と同レベルの内容が、少し聞き方が変わるだけで解けない。

「きっと、あまり理解はしていないんだろうなぁ、でも計算力はついているしなぁ」と生
暖かく見守っていた。

経緯

妻(中学受験経験あり)が、「新4年生になったら中学受験の準備をしたい」と塾を検討し始めた。
公文の月謝も高く、計算力しか身についていない印象だったから、とくに反対もしなかった。

もともと生まれたときから中学受験を朧気に考えていて、公文を保育園の頃からやっていたのは、「机に向かうことに抵抗感を覚えないようにするため」だったから。
公文は十分にその役割を果たしてくれた。

ただ、あの家庭学習で思考力がつくかというと、あまり納得感はない。
教室で何を聞いているのかはわからないけど。

私自身は中学受験もせず小学校は遊び回っていたので、塾にこだわりはなかった。
気軽に近場の日能研を第一志望として決めた。

私の過去を振り返って、地元の公立中学は学級崩壊気味でまともに勉強する環境でもなかったので、中学受験をさせたいなぁとは漠然と思っていた。

そうしたところ、日能研の「学ぶ力を育てる、意味を理解して思考力を育てる」という謳い文句に惹かれ、入会テストの結果、入会が許可されたのでそのまま決定。

ちなみに、入会テストは控え目に言ってすさまじい出来。悪い意味で。

途中で自由作文のような問題があって、「前後の話がつながるように書け」と3,4行分くらいの空白があったところ、長男くんの解答は「星でした。」の5文字だけ。

爆笑した。

算数でも途中で問題がわからなくなったのか、突っ伏してしまったらしい。

点数もわりとひどい。
まぁ、まず3時間を受験し切ったという点で褒めたくらいの準備でのテストだったし。

一応、算数の計算は出来ていた、それもそこそこ早く、という点で許可されたようだ。

まぁ、校舎事情とかもあるだろうけど、周りに迷惑を掛けてしまうような行動さえ取らなければ、入塾試験には落ちないのでは?と思うようなシステム。

授業内容としても、面白そうな工夫をしているようだし、大学生のアルバイトが講師をやっていることもなさそうだった。
(私も妻もアルバイト講師の経験があるけど、補習塾でなければ、子どもを学ばせたいとは思っていない。あくまで自分達を振り返ると、バイトは所詮バイトだったという意識)

目的

思考力を育てたい。育ってほしい。

今のところ特定の中学というのは考えられていない。
妻の実家とは地域も違うし、私は中学受験の事情をよく知らない
長男に合った学校はどこかという点も日能研で相談できるといいな、くらいの気持ち。

仮に、最終的に中学受験しないとしても、中学受験で思うような結果が出なかったとしても、別に学校の勉強に限らず、学ぶ力を身に着けてほしい。

他の塾も調べてみた

入会を決めてから、いろいろ他の塾についても調べてみた。

サピックス

どうやら進学実績的にはサピックスが一番いいらしい。
よくは知らなかった。

地元にステップっていうのがあったから、それと混同していた。
なんとなく語感が合っているだけで、字数も音も全然違うけど。
けっこうすごい塾らしく、ガンガン進めていくそうな。

まぁ、そりゃ進学実績にこだわるなら、出来が良さそうな子を集めて、下を切り捨てれば上がる。多分そういう始め方と進め方。
塾なんてそういうものでしょ。

中学受験はよく知らないけど、全員の子に寄り添いました!っていうより、100人開成入れました!(500人切り捨てても)っていう方がインパクトが強い。
塾経営するなら、可能なら後者側の戦略を取る。
だって楽だもの。

選ぶ側としての問題は、その100人側に入れるのかっていう問題にどう答えるか。
絶対に入る、入れるつもりの才能かガッツかで選ぶなら、適していると思う。
そういうつもりがないなら、止めた方がいいと思う。

長男くんの場合、日能研の入会試験の結果を見ても、ついていける気がしません。
特徴としてはそんなところかなと思うけど、そもそもウチの近くにないから選択肢外。

早稲田アカデミー

宿題が多く、量によって勉強を進めるスタイルらしい。
なんか、5,6年になると応用力がーとかいう記事も目立つ。

正直、そういうのは目指してない。

量をこなすことによって勉強に目が向くことで思考力が身に付くという子どももいるだろうけど、まさにそれをやっていて長男くんは思考力が身についていない。
勉強習慣自体はついている長男くんには、宿題はこなせるかもしれないけど、なんかやることは公文のパワーアップ版(ノルマのプリント枚数が増える)に聞こえる。

こちらもウチの近くにはなく、選択肢外でもある。

四谷大塚

予習シリーズとかいうテキストで有名らしい。

日能研は復習型だけど、こちらは予習にも重きを置いているのかな。
別に後か先かというだけだから、そこはどちらでもいいけど。

勉強方針も結構似ているかな?
でも、最近進学実績は日能研より微妙だとか。
というわけでその点では日能研の方が優位。

距離的にはウチから見ると日能研より少し遠いところにあることもあって、日能研より優先する理由は残念ながらない。
とはいっても、もし日能研で不満があったときの代替案にはなるかな。

その他

最寄り駅にもいちおう塾はあるんだけど、そもそもどんな教育方針なのかがWebでよくわからない。
規模の面から考えて、現時点で日能研より優位なポイントは特にないかなー。

関東の中学受験についてロクに知らない親だから、そこらへんのサポートもしてもらいたい。
あと、長男くんは正直手のかかる側の子どもだろうから、母数が多くてそういう面でも対応可能そうな塾の方がいい。

個人指導塾

短期間で学力を上げるというならこちらの方が適しているだろうけど、親があまりいいイメージを持っていない。

夫婦とも講師や家庭教師の経験があるだけに、学生アルバイトの質をそれなりに知っている。
大多数の講師への個人的な考えだけで、もちろん全ての講師がというわけではないけど。

真面目にやらないとかではなくて、そもそも熱意がアルバイトというレベルを超えないし、そういうシステム。

私がバイトしていた塾は、コマが入ったと聞いて当日に行くと受け持ちをするタイプ。
一応毎授業後に何をやったか等を記録として書くが、そんなものある程度しか書かない。

連続で受け持つ子になったとしても、基本的には相手から質問を受ける補習塾。
塾側から能動的には教えない。

それ以上のことができるかというと、それ以上をやったってお金が入らないんだから、大多数はやるわけがない。
時給が発生するのは授業時間だけだもの。

まぁ、そういう塾で働いていたというだけだけど、そうでない塾との見分け方がわからない。
基本的に塾というのは、授業等に責任は持っても、成績の向上に責任は持ってくれないから、授業ですらアルバイト担当の塾に行かせる気がない。

他に長男くんは、集団の行動に慣れて欲しいところもあるから、その点からも個人指導塾は選択肢外。

そんなわけで、長男くんの日能研ライフの幕開けだ。